日田市の精神科・心療内科

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新型コロナが「本当に」壊すもの。


たまには真面目な内容の投稿をしてみましょうか。

現在クリニックでは、次のような感染防止対策を行っています。

(1)写真のような「飛散防止シールド」を診察室に設置。
(2)入口ドア・待合室・診察室等を開け放し、十分な換気。
(3)患者さん全員の検温を実施し、有熱者は別室で対応。
(4)ソファ、ドア取っ手等の頻回アルコール消毒。
(5)職員全員のマスク着用。

 

もちろん物事に100%はありえませんし、第2波も想定しなければなりません。
ですが緊急事態宣言も解除の方向のようですし、まずは一安心というところでしょう。

ところが新型コロナウイルスは、「人の心」に深刻な影響を及ぼしています。

患者さん本人が、本業の低迷や休職・退職を余儀なくされたり、長引く自宅待機で家族との関係が悪化するなどです。しかしながら、もっと深刻なのは「患者さん以外の人の心」にも大きなダメージを与えることです。

先日、一度も来院された事のない「患者さんの家族」を名乗る方から突然電話がかかり、「なぜ長期処方をしないのか、こんな時に不謹慎だ!」とお叱りを受けました。この患者さんは今まで何度も入院されており、不安定になりやすいので、長期処方は却って危険なのです。それでも情勢を考慮して来院頻度を倍に伸ばしたところでした。理由をお話しましたが、全く聞く耳を持たれませんでした。

またSNS上では、知人達が政権批判を繰り返しています。確かに現政権の頼りなさには腹も立ちますし同意できる部分もあります。ですが、このような人たちはコロナ禍前からも同じように政権批判を繰り返していました。即ち、彼らにとっては政権批判・倒閣運動さえ出来るのならコロナでも何でも良いのでしょう。PCR数が少なかろうが、アベノマスクが届かなかろうが、給付金のオンライン申請がダメダメだろうが、人口10万人あたりの圧倒的な死者数の少なさが、「現時点では」日本の対応が間違いではない事を端的に示しています。

さらに20年以上お世話になっている、ある民間病院(大分県ではありません 笑)では、感染対応責任者の医師2名が事務職員を大声で叱責していました。外来中止の告知をフライングしただの何だのと…。お説ごもっともなのですが、それ、ここ(衆人環視の医局の中)で言うことでしょうか?部外者の私にも、丸聞こえですぜ。

まだまだ山のようにあるのですが、書いていて嫌になってしまうのでもう止めましょう。

このように、新型コロナウイルスが「本当に」壊すのは、「人の心」。もっと端的に言うなら「人の心に巣食う、原因探し・悪者探しをしてやる!という憎悪の心」を著しく増殖させるのです。

「最後の敵は、やはり同じ人間だったな…。(あっ、真面目にやるツモリだったのに…わからない人、スマン)」

寺尾こころクリニックでは、これからも、人を憎まず、原因探し・悪者探しをせず、患者さん方と向き合ってまいります。

皆様も、私たちとともに、この艱難辛苦を乗り切りましょう!